初診時の流れをご紹介します

八王子市の市川矯正歯科医院では初診の際に、まず患者さんに以下のことについてお伺いします。

  • なにが気になっていますか?
  • その症状ははじめからありましたか?
  • あごが痛くなったり、音がしたりすることはありますか?(現在・過去)
  • 歯ぐきから血が出たり、腫れたりした経験はありますか?
  • 矯正治療の際に、希望されることはありますか?
  • 留学、受験、転勤の予定など、治療期間について制限はありますか?
  • これまでに受けた治療・またケガ(風邪などを除く)はありますか?
  • 現在、ほかの医院に通っていますか?(整体、カイロプラティックなども含む)
  • 現在、服用している薬はありますか?
  • 食品・金属・薬など、アレルギーはありますか?   など

上記は歯科治療に深く関わる重要な項目です。たとえば持病がある場合、歯科治療において配慮が必要なケースもあります。また患者さんのご希望やご都合も、治療計画には欠かせません。どうぞ詳しくお話しください。安全・確実な治療に役立てます。

初診時の流れ

当院の初診時の流れをご紹介します。ご来院前にご一読ください。

受付

受付

はじめての方は、お電話(042-625-7171)または、メールフォームにてお問い合わせください。なお初診の方は、下記の時間帯にご予約をお願いしています。それ以外の時間でも対応できますので、まずはお気軽にご連絡ください。

初診のご予約の時間帯 ・午前9:30    
・午後2:00    
・午後5:00  
初診のご予約をされる方へ

お問い合わせの際に、患者さんの健康状態や病歴、矯正治療に対するご希望などを記入していただくための用紙および資料を送付いたします。お電話またはメールにてご住所をお伝えください。

初診時に行う内容

初診時に行う内容

初診時には写真撮影、治療概要の説明、各種チェックなどを行います。話し合いでは、こちらに記載された内容をお伺いします。事前にまとめておいていただくと、スムーズに進めることができます。

  • お口の中の写真、お顔の写真撮影(ご了解をいただいた場合)
  • 治療の概要についての話し合い
  • レントゲン撮影(パントモ)(ご了解をいただいた場合)
  • 虫歯、歯周病、顎関節症のチェック
虫歯や歯周病がある場合

虫歯や歯周病がある場合

通常、矯正治療を開始する際の検査で虫歯や歯周病が見つかった場合、そちらの治療を優先して行い、それがすべて終わってから矯正治療に取りかかるというケースが多いようです。

それに対し当院では、矯正治療全体の計画の中において、矯正治療と並行して必要最低限の処置を進めるようにしています。そして歯が移動した後に、最終処置を行っています。虫歯や歯周病の治療についても、お気軽にご相談ください。

形成外科同時初診について

形成外科同時初診について

形成外科と同時に初診を受けられたい方は、東海大学八王子病院形成外科を受診してください。診療日は基本、第1月曜の13:30~15:00の間になります。診療日が変更になることもありますので、「形成外科赤松先生」の診療日を、東海大学八王子病院(電話 042-639-1111)にお問い合わせください。
ご予約は先に当院へご連絡いただき、当院より病院の予約を取らせていただきます。

治療の流れをご紹介します

当院では、治療を次の流れで進めています。治療前には精密検査を行い、お口の状態をしっかりと把握したうえで綿密な治療計画を立てておりますので、ご安心ください。

STEP1お問い合わせ
まずは、お電話(042-625-7171)またはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。内容の確認後、当院より書類を郵送いたします。
STEP2初診
当院より郵送しました書類に必要事項をご記入のうえ、ご来院時にご持参ください。問診後、医師がお口の中を拝見します。合わせてお口の中の写真やレントゲン写真の撮影を行う場合もあります。
STEP3精密検査

レントゲン撮影や歯型の採取など、矯正治療で必要な精密検査を行います。精密検査は適切な治療方針の立案、また治療中・治療後の変化を比較するためにも重要です。
※比較を行うには、同じ規格のレントゲンによって撮影された写真であることが条件です。

精密検査に必要な資料
お口の中の写真 治療計画の立案、治療前後の比較に必要です。
歯型 歯とあごの大きさの比較や治療時の歯の並べ方などの参考にします。
フェイスボートランスファー 「フェイスボートランスファー」とは、フェイスボーという器具を用いて、上あごと顎関節の位置関係を咬合器に正しく再現することを指します。患者さんが立っている姿勢から、あごや歯がどのような角度で付いているかがわかり、模型を確認する際に大変参考になります。
舌機能検査の結果 舌・唇・筋肉の力・機能を検査し、バランスが取れているか、悪いクセがないかなどを調べます。
顎機能検査の結果 あごに病的症状がある方、外科矯正治療を行う可能性がある方などに対して行います。具体的には、顎の動き方や筋肉の活動について調べます。
3次元CT撮影写真 あごの異常、歯の著しい位置異常などがある場合に撮影します。外科矯正治療を受けられる方などについては、大学病院にて撮影していただきます。
虫歯治療や抜歯が必要な場合

矯正治療をはじめるときには、虫歯治療や抜歯が必要なケースもあります。多くの方は、矯正治療開始前に虫歯を治す必要があるとお考えのようですが、もし抜歯の対象となる歯であれば治療は無駄になってしまいます。

そこで当院では、まずはお口の中を確認させていただき、状態によっては矯正治療と平行して虫歯治療をご提案することもあります。時間の節約にもなりますので、「全部治してから……」と思い込まず、一度ご相談ください。

通院中、またはかかりつけの歯科医院などがあれば、連絡をとらせていただきながら矯正治療を進めます。虫歯治療の方法についても、矯正治療が進めやすく、かつ無駄がないよう指示させていただきますのでご安心ください。必要に応じてフッ塗布などの予防処置についても指示させていただきます。

抜歯について

親知らずの抜歯といった外科処置については、月に3~4回大学病院から口腔外科臨床指導医(旧専門医)が来院して治療を行っています。簡単な抜歯であれば、矯正診療室でも対応が可能です。虫歯同様に矯正治療と並行して行うことも可能です。

抜歯後の見た目について

抜歯をした場所が目立つのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、もし気になるようでしたら抜歯をした箇所をカモフラージュする処置も可能です。お気軽にご相談ください。

STEP4予防プログラムの実施
矯正治療中は装置に汚れが溜まりやすいため、虫歯や歯周病になりやすくなります。そこで一人ひとりの患者さんに合わせた、治療前の予防プログラムを実施します。
STEP5コンサルテーション
精密検査によって得られた資料を分析し、診断・治療方針・費用について患者さんと話し合います。疑問などありましたら、どんな些細なことでもご相談ください。
STEP6治療開始

治療計画を十分に納得していただけましたら、治療を開始します。治療中には様々なトラブルが発生することがありますが、その都度対応いたします。

「装置の調子が悪い」「装置が当たって痛い」「装置が壊れてしまった」……という場合

このような場合には迅速な対応が必要です。対応が遅れると、それまでに得られた結果が失われてしまうこともあります。

もし旅行先、出張先などでこうした事態に遭遇してしまった場合には、応急処置を指示したり、お近くの歯科医院に連絡を取って対応してもらったりすることもできますので、できるだけ早くご連絡ください。心配ごとを極力なくすのが私たちの仕事です。

「急に噛み合わせが変わってきた」……という場合

矯正治療には時間がかかるものです。成長期には急激に背が伸びる時期を迎えます。このようなときに急激に噛み合わせが変化することがありますので、あわてずにご連絡ください。

STEP7ブラッシング指導

矯正治療中に適切なケアができるよう、虫歯や歯周病の特性などについてご理解いただき、それぞれの装置に合わせた実践的なブラッシング指導を行います。

  • 歯をきれいにしたいというご希望がある場合
  • 歯ぐきに炎症が起きてしまった場合
  • 裏側での矯正治療の場合
  • 外科矯正治療で十分に磨けない場合

上記のようなときには、専門的なクリーニング「PMTC (professional mechanical tooth cleaning)」を行います。また矯正治療後は再度お口の中の評価を行い、改めて一人ひとりに合ったブラッシング指導を行う必要があります。

PMTCについて詳しくはこちら >>

STEP8矯正装置取り外し
歯の移動が完了しましたら装置を取り外します。
STEP9保定治療開始
治療によって移動した歯並びがもとに戻らないよう、「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着します。装着期間は1年~1年半ほどです。
STEP10保定治療完了

保定治療を取り外し、これで治療が終了となります。

長期にわたる治療で得られた喜びの再確認

患者さん、保護者の方とともに治療途中の資料をもとに、治療終了までの経過を振り返りながらご説明します。治療効果を再確認することで、今後のお口の健康維持に対する意識を高めていただくことにつながります。なお、治療前後の写真はアルバムにしてお渡しします。

その後の注意点について

「歯並びや噛み合わせが、もとに戻ってしまうことはないだろうか?」という疑問は、誰もが抱くはずです。治療成績の向上は、医院開設以来常に心がけてきていることです。このため、治療後の安定についても自信を持っております。

しかし残念ながら、治療後に歯並びが変化してしまったという方も実際にいらっしゃいます。当院では後戻りを避けるためのノウハウをお伝えし、長きにわたって効果を味わっていただけるように心がけています。

STEP11定期健診
1年に1度を目安に定期健診のお知らせをお送りします。お口の中を健康な状態に維持するために、忘れずにご来院ください。

~一度矯正治療を受けた方の再治療~

矯正治療を一度終えて、再び歯並びが悪くなってしまった……という方のお話をときどき耳にします。この原因には、以下のものが挙げられます。

  • 治療後に予測を超えた成長変化があった
  • 舌・唇・顎関節に異常が生じた
  • 治療後の保定をおろそかにしてしまった
  • リテーナーを紛失し、そのままにしてしまった   など

上記のようなことで、不正咬合(ふせいこうごう:悪い歯並び)が再発することがあります。また、学校・職場・環境の変化などによって歯並びにも変化が起きた、という事例もあります。

残念ながら、こうしたことが起こりうるのも事実です。でも、ご安心ください。多くの場合、一度矯正治療をされていれば、基本的な部分がよい状態に改善されているため、再治療は部分的かつ短期間で行うことがでます。

当院で治療を受けられた患者さんに対しては、経済的負担を軽減した再治療費の設定をしています。他の医院で矯正治療を受けられた方でも、通常費用からの減額措置をご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

~矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について~

①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

(2020年日本矯正歯科学会HPより引用)

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