市川矯正歯科医院の矯正治療の特徴をご紹介します
八王子市の歯医者「市川矯正歯科医院」は1979年の開院以来、多数の実績を重ねてまいりました。豊富な知識はもちろん、経験豊富なドクターが複数在籍しており、また様々な専門医院と連携体制をとることで、患者さんごとに異なる症状やご要望に合わせ、外科処置などにも柔軟に対応しています。
市川矯正歯科医院 主な連携先病院
- 東京都:東海大学医学部付属八王子病院 形成外科・口腔外科
- 東京都:東京医科大学 八王子医療センター 形成外科・口腔外科
- 東京都:日本大学歯学部付属病院
- 東京都:独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター
- 東京都:小児総合医療センター
- 神奈川県:神奈川県立こども医療センター 形成外科
- 神奈川県:東海大学医学部付属病院 形成外科・口腔外科
こちらでは、当院の矯正治療の特徴についてご紹介します。一般の歯科医院では対応できない難症例であっても、当院ならお受けできるかもしれません。一度ご相談ください。
口唇口蓋裂治療
「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」とは、生まれつき上唇や口蓋(口腔の上壁のこと)が裂けた状態になっている先天異常です。日本では、およそ500人に1人の割合で出現するといわれています。
口唇(くちびる)と口蓋(口腔の上壁のこと)は、お母さんのお腹の中でそれぞれ別々につくられるため、どちらか一方に症状が現れている場合と、両方同時に起きている場合があります。
当院の取り組み
口唇口蓋裂の患者さんの矯正治療は、一般の治療にくらべて処置が難しく、高度な技術はもちろん根気が必要になります。そのため、治療を受け付けていない歯科医院も少なくありません。
しかし、患者さんのお口の機能を正常化するためには矯正治療は欠かせないものです。当院では、すべての患者さんに治療を受ける権利があるということを前提に、患者さんの切実な想いに応えられるよう、設立当初より口唇口蓋裂治療に取り組み経験を積んでまいりました。
また当院では、東海大学病院の形成外科と連携し、口唇口蓋裂の患者さんに対する更生・育成医療にも取り組んでおり、制度発足当時から指定医療機関になっております。その伝統から毎年日本口蓋裂学会において、「術前顎矯正治療」というテーマにて発表を行っています。
これは、口唇口蓋裂で生まれた赤ちゃんの手術をできるだけスムーズに進められるよう、外科の先生をサポートする治療です。当院では、一般的には症例の少ないケースでお悩みの患者さんにも、一人ひとりじっくりと向き合い、丁寧な治療をご提供します。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療
治療には様々な方法がありますが、代表的な治療法としては、埋め込んだ「矯正用アンカースクリュー」を固定源にして装置を装着し、歯を正しい位置に動かしていく方法が挙げられます。
一般的な矯正治療では、装置を装着している互いの歯を引っぱり合うため、治療期間が長くかかるというデメリットが生じます。しかし、この治療法では固定源がしっかりしているため、より確実かつ精度の高い治療結果を短期間で得ることができるのです。
※当院では治療を行う際に、必ず患者さんの同意を得たうえで治療を開始します。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療の特徴
【特徴1】 | 【特徴2】 | 【特徴3】 | 【特徴4】 | 【特徴5】 |
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痛みがほとんどなく、安全に治療が行えます。 | 難しい不正咬合(悪い歯並び)の治療に対応可能です。 | より精度の高い治療効果が期待できます。 | 治療期間を短縮できます。 | ヘッドギア(※)などの装置を使用する必要がなくなります。 |
※ヘッドギア……頭からかぶるタイプの矯正治療の補助装置。就寝時などに装着します。
お手入れについて
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療を受けられる場合は、以下の点に注意してお手入れを行ってください。
- アンカースクリューのまわりは、やわらかい歯ブラシで軽くこすって汚れを落とし、清潔を保ちましょう。
- アンカースクリューが緩んでしまったときには、すぐにご連絡ください。不安になったときには、いつでも外すことができますのでご安心ください。
- アンカースクリューのまわりには、電動歯ブラシは使わないようにしてください。
Q&A
- Q1どういった場合に歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療を行うのですか?
- A1「矯正治療の期間を短縮させたい」という場合に、受けられる方が多い治療法です。
- Q2アンカースクリューを入れるとき、また入れた後に痛みはありますか?
- A2アンカースクリュー入れる際には、麻酔をするので痛みはほとんどありません。また、入れた後については個人差があるものの、ほとんどの場合痛みは出ないようです。
- Q3アンカースクリューは、どのくらいの期間入れておくのですか?
- A3歯の移動の距離や本数にもよりますが、通常2年以下程度の間、入れたままにしておきます。
- Q4治療の費用はどれくらいかかりますか?
- A4入れる部位や本数によって異なります。詳しくは当院までお問い合わせください。
外科矯正
「顎変形症(がくへんけいしょう)」といわれるような症状の場合、一般的な矯正治療では歯並びを改善できないことがあります。そういったケースでは、外科手術によってあごの骨を動かす「外科矯正」を行います。外科矯正は、認定を受けた医院でしか受けることができない治療ですが、保険適用が可能です。
当院では外科矯正が必要な矯正治療を、保険適用範囲において行うことができます。また手術については、東海大学病院、東京医科大学八王子医療センター、日本大学歯科病院などとの連携によって対応が可能です。
外科矯正の経験を持つ、院長ほか3名のスタッフによって、術前から術後まで患者さんをしっかりとサポートいたします。外科矯正については、お気軽に当院までご相談ください。
顎変形症とは
「顎変形症」とは、あごの形や大きさの異常が原因となって発生する、歯並びの乱れや容貌の変形などを総称したもの。あごの骨が大きく変形している場合には、通常の矯正治療では対応できず、外科手術を伴う矯正治療が必要になります。その症状には、以下のものが挙げられます。
- 顔が左右対象でない
- あごの先端がなく、鳥のような顔つきをしている
- 笑うと歯ぐきが大きく露出する
- 重度の受け口である
- 重度の出っ歯である など
顎関節症
「口が大きく開かない」「開け閉めすると音がする」「痛む」などの症状が現れる「顎関節症(がくかんせつしょう)」。文字通りあごの関節に問題が生じて起こる病気で、あごやお口まわりだけでなく、全身にまで悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
当院では、顎関節症の治療に対応しています。これらの症状に覚えがあれば、一度当院までご相談ください。
主な原因と症状
主な原因 | ||||||||
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・過労、ストレス ・無気力 ・姿勢不良 ・リウマチなどの疾病 ・噛み合わせの乱れ など |
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主な症状 | ||||||||
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検査方法
当院では「K-7 Evaluation System」という電子工学機器を用いて、下あごの動きを三次元的に調べる検査を行っています。日常的な咀しゃく(食べ物を噛みくだくこと)機能の中から、下あごの動きや咀しゃく運動に関連する筋肉の活動の様子などを把握することで、矯正治療の診断および治療法の立案に役立てるのです。
この検査は、主に顎変形症の外科手術を伴う矯正治療や、顎関節症治療を必要とされる患者さんに対して行います。
治療方法
当院では顎関節症の患者さんに対し、噛み合わせ治療が必要であると判断した場合に矯正治療を行っています。一時的に痛みを取るだけの対処療法では、いずれ症状が再発し、根本的な解決にはつながらないと考えるからです。
矯正治療は自費診療となりますが、顎関節症の症状でお悩みの方や、以前から歯並びが気になっているという方は、費用面についてもご相談を承っております。じっくりとご相談を重ね、顎関節症の根本的な原因の解決を目指しましょう。
舌や唇の動きの検査にも対応しています
歯並びや噛み合わせには、舌や唇の動きも大きく関わっています。そこで当院では舌の動きを調べるために、「舌(ぜつ)機能検査(TH-test : tongue habit test)を行っています。舌機能検査とは、歯を取り巻く筋肉の動きを検査するものです。検査項目には、以下のものが挙げられます。
- 舌はふだんどこに置かれているか?
- 食べ物を飲み込むとき、舌はどこに接触しているか?
- 舌を出す力はどれくらいか?
- 唇と閉じる力と引っ張る力に、どれくらい抵抗できるか?
- 噛みしめたときに頬に出っ張る筋肉の働きはどうか? など
これらの項目を評価することによって、歯を取り巻く筋肉の働き、歯並びへの影響などを知ることができます。またこれらの評価結果から、舌機能訓練プログラムを治療に取り入れることで、歯並びの改善に取り組むこともできます。